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宇宙の雑学を読んで

ちょっとした読書感想文になりますが、最近ハマった雑学本がありましたのでその紹介です。

 

著者木下好則の

大人も眠れないほど面白い宇宙の雑学~17億5000万年後の地球の未来は?!

https://www.amazon.co.jp/dp/B06WVZ4WPT/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

 

この本は、題名の通り宇宙の雑学を中学生にも分かりやすいようにまとめられている本だと思います。

 

通読して、個人的に面白かった雑学3つを簡単に紹介したいと思います。

 

1つ目は、ISS(国際宇宙ステーション)の飲料水事情についてです。

 

宇宙飛行士の飲料水は尿!?

 

アポロ計画から数年後、スペースシャトルでは発電のために燃料電池を搭載していました。燃料電池は酸素と水素を科学反応させて発電します。その際、副産物として水が出来るため、補給船から水を調達する必要はありませんでした。しかし、ISSにはその装置を搭載していないため、水再生システムで尿を再処理するようになりました。

 

その水処理システムは大型冷蔵庫2台分で、尿を蒸留と精製するため、飲料水と変わらない水質になるのだそうです。しかし、元は自分達の尿…飲めるようになったとは言え抵抗はありますよね…。

 

2つ目は、彗星の大接近で自転車のゴムチューブが売れた理由です。

 

1910年、彗星の尾にはシアン系の有毒ガスが出ている可能性が高いという噂が流れました。これは、当時の観測技術の弊害で、実際にはシアン化合物が含まれるものの、人体に影響を与える程の含有量では無かったのです(地球の大気の影響もある)。

それでは、自転車のゴムチューブが売れた理由は何か?それは、彗星の尾と地球が交差する約5分の間、綺麗な空気をゴムチューブを通して呼吸しようとしていたのです。実際にゴムチューブを買えたのは、一部の裕福な人だけだったらしいです。

 

今では笑い話ですが、当時の人々からしたら人類滅亡ぐらいの大事件だったのでしょうね。テレビやネットがある現在こそ、デマには騙されないようにしなくてはいけませんね。

 

3つ目は、ブラックホールについてです。

 

まず、ブラックホールは恒星の成れの果てだと言われています。

あまりに質量の大きな恒星が核融合を終えて最後の段階に行き着くと、その巨大な質量による重力で収縮をはじめる。収縮すればまた密度が高くなり、それがまた重力を増すことになります。その繰り返しで密度が無限大になった天体が、ブラックホールとなります。

 

宇宙と言えばブラックホールの話題は欠かせないと思いますが、まさかブラックホールが恒星の成れの果てだとは…。勉強になります。

 

この他にも様々な雑学が沢山盛り込まれていて飽きがこない構造になっています。合間合間に少しずつ読むのがおすすめですので、興味があったら是非読んでみて下さい。

 

今回はここで終わります。こらからも不定期に様々なジャンルの内容を随時更新して行きたいと思います。